ON-MYAKU 2016

Release: January 01, 2016
堀井哲史が映像演出を手がけた、パフォーミングアーツ、音楽、ビジュアルアートの競演によってこれまでにない新しい「音」の表現を目指す舞台公演「ON-MYAKU 2016」。2016年1月30日に東京文化会館で行われた初演に続き、2016年11月には愛知県芸術劇場にて公演を行なう。
プログラムは、ライヒ、フェラーリ、クセナキス、ジョン・ケージ、リゲティ、武満徹など、20世紀以降の現代音楽を代表する作曲家のピアノ曲を中心に構成。スタインウェイフルコンサートグランドピアノと、グランドタイプのヤマハディスクラビア(MIDIピアノ)の2台ピアノを使用し、先端メディア技術を活用し、ダンサーの動き、ピアノの音、演奏するピアニストの指の動き、さらに映像コンテンツを、相互に呼応させ同期化する、といった、クラシック音楽のコンサートとしては画期的ともいえる演出を試みた。
“奇跡の音響”とも称される東京文化会館 小ホールの響きと、洞窟を思わせる独特の会場空間を最大限に活かし、音楽ホールならではの「音」に重点をおいたパフォーマンス。堀井のほか、構成・振付・出演には、音楽との親和性の深さで高い評価を得る振付家・コンテンポラリーダンサーの白井剛。音楽構成・演奏に、現代音楽の作品解釈の深さと演奏技術によって極めて高い評価を得ているピアニストの中川賢一。ライゾマティクスリサーチから原田克彦が参加し、音と連携するオリジナルのLEDデバイスを提供した。
Credit
構成・振付・ダンス:白井剛
音楽構成・ピアノ:中川賢一
映像演出:堀井哲史(Rhizomatiks Research)
スタッフ
舞台監督:大久保歩(クワット)
照明:吉本有輝子(真昼)
音響:石丸耕一(東京芸術劇場)
ハードウェア:原田克彦(Rhizomatiks Research)
衣裳:るう(rocca works)
振付アシスタント:平井優子、鈴木美奈子
宣伝美術:藤井かおり(Rhizomatiks Design)
コーディネート:齋藤あきこ
記録写真:bozzo
記録映像:水内宏之
制作協力:高樹光一郎(一般社団法人ハイウッド)