なら国際映画祭2024 宣伝美術

Client: NPO法人なら国際映画祭
Release: November 05, 2025

映画監督 河瀬直美氏をエグゼクティブディレクターに迎えて開催される「なら国際映画祭」。2024年の映画祭のキービジュアルの作成をもとに、ポスター、パンフレット、Tシャツ、ウェブサイトのデザインを担当しました。2024年は「Dialogue with_(対話する)」をテーマに掲げ、異なる視点や意見が交わることで新たな発見が生まれるという理念を探求するもので、アートディレクター・木村浩康氏によるビジュアル・アイデンティティは、相反する二つの要素が重なり合うことで多様な「対話」のパターンを生み出すデザインシステムとして、このコンセプトを表現。創造性と人間中心のアプローチを基盤に、ユーザーが自由に解釈・思索できる体験を促し、高い美的品質と使いやすさを両立させています。

2010年の創設以来、隔年で開催され、今年で第8回を数える「なら国際映画祭」。歴史と文化に彩られた奈良の地において、多様な人々が集い交流する持続可能な文化プラットフォームであり、若い世代に学びとインスピレーションを提供し、その社会的意義を強め続けているものです。さらに、ベルリン国際映画祭をはじめとするアジア各国の映画祭との連携を通じて、アジアの映画文化の発展にも寄与。商業的成功を超えて、長期的な文化的・社会的価値を創出し続けています。

プログラムパンフレット
オフィシャルウェブサイト
オフィシャルウェブサイト(スマートホン)
奈良の街中に掲出されたポスター
会場内ポスター

Credit
Art Director : Hiroyasu KIMURA(Flowplateaux)
Creative Director : Naomi KAWASE(Kumie)
Designer : Kaori FUJII(Flowplateaux)
Producer : Hiroshi SANPEI(TOW)
Project Director : Miho HOJO(Kumie)、Aiko Flores YOSHIOKA(KingyoFilm)
Project Manager : Ayano SATO(Panoramatiks)
PR : Tomoyuki MIHARA(Kyodo PR)
Photo:Takeshi DODO